スマートフォンの安全な使用に関する調査を実施しました

東京都では、都内在住の10代以上の男女1,005人を対象としたアンケート調査等により、スマートフォンの安全な使用に関する調査を実施しました。その結果をお知らせします。

調査結果
1. アンケート調査

スマートフォンによる、ケガ、やけどをした経験、危なかった経験等の状況(回答者数:1,005人)
- ●使用中や充電中に発熱!
- ●中にはやけどをした人も!
- ●充電中には発煙発火も!
こんな使い方で発熱しています。- ●充電しながら寝たら端末が腕の下にあり、発熱し、やけどした。
- ●充電しながら携帯を使っていたら高熱になり、指をやけどし、皮がむけた。
- ●充電中のスマートフォンを枕の下に置いたままで寝てしまって、気がついたらスマートフォンが熱くなった。
- ●安全な使用に関する注意事項を読んでいない人が7割以上
- ●火災ややけどの原因となる使い方に危険と思っていない場合も!
火災ややけどなどの原因となる「使用中や充電中に布団などで覆ったり包む」、「汗による水濡れ」に対し、7割以上は危険を感じていませんでした。 - ●就寝中、毎回、ベッドや布団の上にスマートフォンを置いて充電している人は約2割

スマートフォンによる、ケガ、やけどをした経験、危なかった経験等の状況(回答者数:1,005人)
2. 毛布で包んだ状態での温度上昇の調査

アプリケーションを起動し、毛布に包んだスマートフォンは、低温やけどが起こり得る温度まで上昇、最高温度は50℃を超えました。

※ 44℃では3~4時間、46℃では30分~1時間、50℃では2~3分で、「低温やけど」になるといわれています。
(出典:山田幸生「低温やけどについて」製品と安全第72号、製品安全協会)
消費者へのアドバイス
1. スマートフォンによる低温やけどに注意しましょう。
スマートフォンを布団や毛布で覆ったり包んだ状態で、充電やアプリケーションを起動したままにしていると、スマートフォンは発熱します。特に、就寝時は、発熱したスマートフォンが身体に長時間触れたままになり、低温やけどを起こすおそれがあります。
寝る時は布団の上で充電しない、バックグラウンドで起動しているアプリケーションをオフにするなど、低温やけどにならないよう注意しましょう。
2. 「危険な使い方」を取扱説明書等でよく確認し、正しく使用しましょう。
取扱説明書で危険な使い方とされている「使用中や充電中に布団などで覆う・包む」や「水や汗に濡らす」ことは、発煙・発火など火災の原因になります。
スマートフォンを使用するに当たっては、取扱説明書などで危険な使い方をよく確認し、危険な使い方はせず、正しく使いましょう。
■詳細は、東京くらしWEB くらしの安全 各種調査・商品テストで御覧いただけます。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/sumaho_press.html
- お問合せ先
- 東京都生活文化局 消費生活部生活安全課
☎TEL03-5388-3082