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これは、定期購入契約の画面例の一部です。
この中で定期購入契約と分かる箇所を四角で囲んでみましょう。
解答の方法
画面例
「コース」や「初回」という言葉から、1 回限りではなさそうだと気付けましたか。
何かおかしいなと思ったら、定期購入かどうかをしっかりと確認しましょう。
この画面例は、定期購入契約であることが分かりにくい表示になっています。
どこに問題があるか、考えてみましょう。
解答の方法
画面例
「初回お試し価格」を強調し、価格1,100 円、総額1,600 円だけを表示して、すぐに 「注文を確定する」ボタンがあるため、1 回限りの契約と誤解してしまうような分かりにくい表示となっています。
5 回の定期購入契約であることを表示してはいるが、 「注文を確定する」ボタンから離れたところに表示しており、定期購入契約であることが分かりにくい表示となっています。
①初回の支払総額
円 (税込・送料込み)
②2 回目以降の1 回分の支払総額
円 (税込・送料込み)
③初回を含めた5 回分の支払総額
円 (税込・送料込み)
①初回の支払総額
1,600
円 (税込・送料込み)
②2 回目以降の1 回分の支払総額
11,500
円 (税込・送料込み)
③初回を含めた5 回分の支払総額
47,600
円 (税込・送料込み)
「初回お試し価格」を強調し、離れたところに 2 回目以降の 1 回分の支払総額が表示されているため、5 回の定期購入契約であることや、2 回目以降が高額な契約になっていることに気付きにくい表示になっています。定期購入契約なのか、1 回限りの契約なのかをよく確認しましょう。
画面例
解答の方法
画面例
この画面例では、中途解約の条件が、離れたところに表示されています。また、2回目以降の契約を解約したいと思っていても、初回分を受け取る前に、既に2回目が発送されているため、解約ができないという問題のあるケースです。
ほかにも、次のようなケースがあります。
「いつでも解約可能」と強調しておきながら、実際には特定の方法でしか解約できなかったり、解約料が発生したりするなどの条件が付いている。
電話での解約しか認めないとしておきながら、電話がなかなかつながらない。
具体的な解約条件などについて、小さな文字で表示しており、分かりやすく表示していない。
このような表示の仕方では、消費者は正しく契約内容を理解して、判断することはできません。
次の画面例は、法改正に沿った正しい表示の例です。
確認すべき6つの項目
数量(分量)
各回に引き渡される商品の数量(分量)を確認しましょう。
また、商品の総数や引渡しの回数も確認しましょう。
例えば、初回と2回目以降で引き渡される商品の数量(分量)が異なる場合は、その内容を確認しましょう。
販売価格(送料についても表示が必要)
各回の代金、送料、支払総額を確認しましょう。
例えば、初回と2回目以降で代金が異なる場合は、その内容を確認しましょう。
代金の支払時期、方法
各回の代金の支払時期や支払方法を確認しましょう。
商品の引渡時期
各回の商品の引渡時期を確認しましょう。
申込みの時期に関する定めがあるときは、
その旨及びその内容
商品の申込期間や申込期限がある場合は、よく確認しましょう。
契約の申込みの撤回又は解除に関する事項
返品・契約解除や解約の条件について、確認しましょう。
契約解除の条件や契約解除方法などを特定の方法に限定している場合、その内容を確認しましょう。
特に、電話番号は、確実につながる番号を記載することになっています。
定期購入契約で、解約の申出に期限があるのかどうかや、解約時に違約金などが発生するのかどうかを確認しましょう。
相談事例
など
こうした相談内容をもとに、被害の未然防止や拡大防止のために、
特定商取引法が改正されました。