
シニア世代のみなさん
家の中での転倒に注意!
~シニア世代のヒヤリ・ハットレポートより~

シニア世代は、筋力の低下、バランス能力の低下、運動速度の低下などにより、転倒しやすくなります。また、受け身等の反応が遅くなり、転倒したときに尻、肩、頭部を直接地面にぶつけてしまい、時には骨折や脊髄損傷などの大けがにつながるおそれがあります。シニア世代では、転倒を防止するために特段の配慮が必要です。
こんな危害及びヒヤリ・ハット事例があります
階段が暗くて足元がよく見えず、最後の一段を踏み外して足首を捻挫した。
浴室で椅子に座ろうとしたら、洗い場に残っていた石鹸の泡で椅子が横滑りして、尻もちをついた。
居間で踏み台に乗って物を取ろうとしたら、バランスを崩して転落した。
事故防止のポイント
- ●階段は、十分な明るさを確保し、手すりにつかまって一段ずつ足の位置を確認しながら、上り下りしましょう。また、階段ではスリッパを履かない方が安全です。
- ●浴室では、滑って転倒する事故が多く起きています。浴室用の椅子は底に滑り止めのついたものを使用し、床に残った石鹸やシャンプーなどの泡はしっかりと流しましょう。
- ●高齢になると足腰やバランス感覚が衰えてきます。足元には十分気を配り、踏み台を使わないと取れないような高い場所には物を置かないようにしましょう。
- [参考]
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- ●「シニア世代の身の回りの事故防止ガイド」ヒヤリ・ハットレポートNo.5
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/hiyarihat/documents/senior_pamph.pdf - ●「シニア世代の身の回りの事故防止ガイド2 衣服・履物による転倒/着衣着火」ヒヤリ・ハットレポートNo.10
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/hiyarihat/documents/senior2_report.pdf
- ●「シニア世代の身の回りの事故防止ガイド」ヒヤリ・ハットレポートNo.5
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