
高齢者見守りレポート 第3回 立川市

都内の区市町村が取り組む見守り活動の事例をご紹介します。みなさまの地域での見守り活動のヒントにしていただければ幸いです。
第3回目は立川市です。同市では、平成24年に市内で発生した2件の孤立死事例を受けて、地域で孤立することなく安心して暮らすために、高齢者や子供、障害者を対象とした見守りシステムの充実と連携の強化とともに、隙間のない地域見守りを行う「総合的な見守りシステム」を構築しました。
「総合的な見守りシステム」は、次の3つの柱で取り組みを実施しています。
- ①「地域の見守り情報をキャッチする」…見守りホットラインの開設と、その情報による安否確認やケース検討会議の開催など。
- ②「地域の見守りを育む」…民生委員・児童委員や地域福祉コーディネーター、地域包括支援センター等との連携強化、住民への意識啓発。
- ③「新たな見守り網を紡ぐ」…民間団体・事業者等と協定を締結し、日常の生活や業務の中で気付いた異変を市に連絡してもらう「立川市地域見守りネットワーク事業」を推進。
市役所だけでなく、地域住民や事業者等を主体とした緩やかな見守りを推進することで、住民の安否確認のほか地域ニーズの発掘につなげています。
