冬に食べたくなる果物といえば、みかん。みかんとは、小型柑橘類の総称ですが、一般的には「温州(うんしゅう)みかん」を指す言葉として用いられています。秋から冬にかけて出回る露地栽培のみかんは、収穫時期が早いものから「極早生(ごくわせ)」、「早生(わせ)」、「中生(なかて)」、「晩生(おくて)」の種類に分類されています。これらの分類は個別の品種の総称となりますが、収穫時期が遅くなるにつれて、みかんの皮が厚くなり、糖分が高くなるとされています。
その中でも、旬が11~12月頃となる早生みかんは、袋がやわらかくて食べやすく、甘味と酸味のバランスが良いため人気です。東京都中央卸売市場における早生みかんの取扱数量は、愛媛県が一番多く、11月は長崎県や熊本県の取り扱いが多くなり、12月は和歌山県や静岡県の取り扱いも多くなっています(令和4年実績)。
おいしい早生みかんを選ぶポイントは、①形が扁平で②皮が薄く③色が濃いことです。みかんは新鮮なうちになるべく早く食べるのが一番おいしいですが、保存する際は、日陰の涼しいところに保管するようにしましょう。
おいしいみかんを食べて、寒い季節を元気に乗り切りましょう!
資料提供:東京都中央卸売市場北足立市場 東京千住青果株式会社
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