りんご、みかんと並び古くから日本で親しまれてきた果物の一つに柿があります。柿は、9月中旬から12月下旬に旬を迎え、そのほとんどが和歌山県と奈良県で生産されています。
　柿は大きく分けて甘柿と渋柿に分かれており、熟すと渋みが抜けるものが甘柿、熟しても渋が残るものが渋柿とされています。渋柿というと干柿を想像する方も多いと思いますが、アルコールや炭酸ガスを使用し脱渋することで、生でも美味しく食べられるものもあります。
　美味しい柿を見分けるためのポイントは、①果皮全体がオレンジ色でツヤがあること、②大きめでずっしりと重みがあること、③ヘタと果実の間に隙間がないこと、の3つです。
　皮をむきそのまま食べることが多いですが、サラダや炒め物にしたり、生ハムで巻いておつまみにすることもおすすめです。また、熟しすぎた柿は、細かく刻み牛乳と混ぜるだけでプリンのように楽しむことができます。
　風邪を引きやすい季節ですが、栄養満点の柿を食べてこの冬を元気に過ごしましょう。

資料提供：東京都中央卸売市場 多摩ニュータウン市場 東京ニュータウン青果株式会社