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火災の危険も!
電子レンジの事故に注意!!

令和5年に都内で発生した電子レンジの火災は過去最多の87件にのぼり、年間件数は10年前と比べて約3倍に増加しています。

*東京消防庁「令和6年版火災の実態(確定版)第3章出火原因別火災状況」より

事故事例

  • さつまいもをラップで包み電子レンジの出力を600Wに設定して15分間加熱していたところ、煙がでていた。
  • ソフトクッキーを袋ごと加熱した時に、袋から発火。変な音がして母が気づきすぐに吹き消してくれた。
  • カップ麺を容器ごと電子レンジで加熱したところ、容器が爆発し、電子レンジが破損した。

消費者へのアドバイス

1取扱説明書や本体の注意表示を必ず確認しましょう。

電子レンジによる事故は、経年劣化による故障よりも、危害・危険に対する認識不足や誤操作等によって起こるケースが多く見られます。使用前に必ず、取扱説明書や本体の注意表示を確認しましょう。

2発火等の危険性を正しく理解しましょう。

少量での過剰過熱、高温になりやすいもの・水分の少ないもの・油がついたものの過剰加熱は、発煙や発火等の危険があります。特に中華まん(高温になりやすい)やサツマイモ(水分が少ない)を温めている際の出火の事故報告が多く寄せられており、注意が必要です。

3調理器具を正しく使い、調理中はその場を離れないようにしましょう。

特にレンジ非対応皿やアルミホイルは、発火の危険があるため、使用しないようにしましょう。

また過剰に加熱した場合には、煙と焦げた臭いが立ち上るため、近くにいれば対処できます。電子レンジ使用中はその場を離れないことも大切です。

誤った使用方法により発火する様子を東京動画(約2分)でご覧ください!

https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/f7ddgqemtki.html

発火等の実験事例

水分の少ないもの サツマイモ(11分13秒加熱)
電子レンジ温めてはいけないもの アルミホイル(2分加熱)
東京都消費生活総合センター
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局番なし 188(消費者ホットライン)