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令和5年に都内で発生した電子レンジの火災は過去最多の87件*にのぼり、年間件数は10年前と比べて約3倍に増加しています。
*東京消防庁「令和6年版火災の実態(確定版)第3章出火原因別火災状況」より
電子レンジによる事故は、経年劣化による故障よりも、危害・危険に対する認識不足や誤操作等によって起こるケースが多く見られます。使用前に必ず、取扱説明書や本体の注意表示を確認しましょう。
少量での過剰過熱、高温になりやすいもの・水分の少ないもの・油がついたものの過剰加熱は、発煙や発火等の危険があります。特に中華まん(高温になりやすい)やサツマイモ(水分が少ない)を温めている際の出火の事故報告が多く寄せられており、注意が必要です。
特にレンジ非対応皿やアルミホイルは、発火の危険があるため、使用しないようにしましょう。
また過剰に加熱した場合には、煙と焦げた臭いが立ち上るため、近くにいれば対処できます。電子レンジ使用中はその場を離れないことも大切です。