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東京都消費生活総合センターからのお知らせ

令和7年度
消費者教育コーディネーター活動報告

東京都消費生活総合センター 活動推進課

1. 消費者教育コーディネーターの活動

令和2年度から消費者教育コーディネーターを設置し、教育庁と連携して学校における消費者教育を推進しています。

コーディネーターは、実践的な消費者教育の教材コンテンツを活用して消費者教育の実施を支援しています。

昨年度は、消費者教育に関わる学校からの相談は48校からありました。また、コーディネーターが関わって消費者教育を実施した学校は33校でした。

2. 学校連携 昨年度の取組例

  • 新入生オリエンテーションで実施されるSNSリテラシー講座に講師を派遣。
  • 教員研修において、消費者トラブルの現状と消費者教育の指導法」講座を企画、実施。
  • 教科の授業において、アクティブラーニング型の消費者教育を取り入れる方法や教材を提案、担当の先生を支援。
  • セーフティ教室において、ロールプレイを導入した消費者教育プログラムを作成し、学校と調整の上、実施。
中学校での
ロールプレイの様子

3. 学校キャラバンの実施

東京都では若者の消費者トラブルを防止するためのCM動画を発信しており、このCM動画の元となるシナリオ・動画を若者から募集するというコンテストを実施しています。

消費生活総合センターでは、このコンテストに消費者講座や出前寄席などを組み合わせた学校キャラバンを毎年実施しています。

キャラバンを実施した学校からは、落語で興味・関心が高まり、その後の消費者教育が定着した」「コンテストに参加したことで、消費者トラブルを自分事として捉えられた」などの感想がありました。

学校キャラバンのイメージ

出前寄席の実施

消費者トラブルに関わる落語や漫才を通して、関心を高める。

消費者教育講座の実施

講師の講座により、理解を深める。

コンテストに参加

コンテストに応募する。

今年度1学期にコーディネーターが関わってキャラバンを実施した学校は4校。学校によって、教科の特別授業、総合的な探究の時間、セーフティ教室など取組の内容は異なりますが、生徒が契約、成年年齢の引き下げ、トラブルの防止などを考える契機になりました。

都立大田桜台高校での
キャラバンの様子
英明フロンティア中高での
キャラバンの様子

実施後アンケート調査の結果 (7/19 中1 〜高3回答数377)

質問:消費者トラブルを理解できたか? 回答:理解できた 97%、理解できなかった 3%、質問:トラブルへの対処を理解できたか? 回答:理解できた 98%、理解できなかった 2%

生徒の
皆さんの
感想

  • 漫才や動画があって楽しかった
  • 笑いの導入があり講座を理解できた
  • CMシナリオ作成は新鮮だった
消費者教育コーディネーターへのお問い合わせについては、下記までお願いします。
東京都消費生活総合センター 活動推進課 高齢者見守り・連携担当 TEL 03-6228-1331