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東京都消費生活総合センターからのお知らせ

令和6年度
消費者教育コーディネーター活動報告

東京都消費生活総合センター 活動推進課

1. 消費者教育コーディネーターの設置

東京都消費生活総合センターでは、消費者教育コーディネーターを設置し、消費生活相談を通して蓄積された実践的な消費者教育を、学校教育での活用につなげる取り組みを進めています。

2. 活動実績

教育庁をはじめとする関係機関と連携することによって、多くの学校でのコーディネートが進んでいます。

令和2年度から5年度までの間に、学校からの相談に対応した相談数①、コーディネーターが関わって消費者教育を実施した学校数②は、以下のとおりです。

2年度 3年度 4年度 5年度
①相談校数 10 17 38 53
②実施校数 3 12 25 29

3. 対象の拡大

コーディネートは高等学校から始め、対象を中学校、特別支援学校、各種学校と拡大してきました。

中学校におけるタブレットを活用した消費者教育講座
特別支援学校におけるグループワークによる授業

4. 実施内容

今年度で5年目になることから、学校へ提案できる内容も増え、様々な教育活動に取り入れていただいています。実際にコーディネーターが提案、実施した例は以下のとおりです。

新入生オリエンテーション
SNSリテラシー講座へ講師を派遣
教科や総合の授業、ロングホームルーム
アクティブ・ラーニング型授業の提案
学校行事(セーフティ教室など)
講師による消費者教育講座の実施
保護者会・PTA研修
配布資料の作成や講座の実施
卒業生指導
卒業生向け配布用リーフレットの作成
その他
消費者トラブルをテーマとした落語や漫才と消費者教育講座をセットにした取り組み、長期休業中の課題に活用できるeラーニングやWeb教材の提案などがあります。
高等学校における落語+消費者教育講座

5. 先生・生徒からの感想

コーディネートを実施した学校からは「自分事と捉えられる実践的な内容で、啓発効果が高いと感じた」という感想をいただいています。また、生徒からは「時代や社会の変化に合わせて悪質商法の手口も変わっていくので、気を引き締めることができたと思う」などの感想が寄せられています。今後も学校からの要望に応じて、提案内容を深化させていきます。

消費者教育コーディネーターへのお問い合わせについては、下記までお願いします。

東京都消費生活総合センター 活動推進課 高齢者見守り・連携担当 TEL 03-6228-1331