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注意喚起情報
危害・危険情報 令和5年1月18日

殺虫剤、ヘアスプレー、消臭剤など、スプレー缶に充填されている噴射ガスの多くには、可燃性ガスが使用されていて、誤った取扱いをすると爆発を引き起こすなど大変危険です。

令和5年1月の港区六本木、令和元年7月の大阪府高槻市、平成30年12月の札幌市等、スプレー缶のガスによる爆発火災事故がたびたび起きています。

改めてスプレー缶の正しい取扱方法を確認し、事故を未然に防ぎましょう。

事故事例

※事故情報データバンクシステムより

  • カセットコンロの火がつかなくなり、ガスボンベを使い切ったと思った。廃棄のため穴をあけると火花が散り、左腕を火傷した。
  • 台所で消臭スプレーのガス抜きをしたところ、引火して指から肘まで火傷した。
  • スプレー式の洗浄剤をガスコンロに使用後、点火したところ、爆発して周辺を破損し、衣類が焦げて火傷を負った。
  • 殺虫剤を台所で使ったところ、コンロの火に燃え移り、顔と腕に火傷をした。

事故を防ぐポイント

火気のある場所の近くでは使用しない

可燃性ガスを含むスプレー缶を火気のある場所の近くで使用すると、ガスに引火して急激に燃え広がるおそれがあるため危険です。「使用上の注意」や「警告表示」に従って、火気のある場所の近くでは使用しないでください

使用時や使用後は十分に換気を行う

可燃性ガスを含むスプレー缶の使用時は、ガスが滞留しないように気を付けてください。換気が終わるまでは、ライターや火花が発生する機器(ガスコンロ、換気扇、掃除機など)を使用しないでください。

暖房器具の近くや直射日光が当たる場所など、高温になる場所にスプレー缶を置かない

ファンヒーターなどの暖房器具の近くにスプレー缶を置かないでください。缶が熱せられると、内部のガスが膨張して内圧が上がり、缶が破裂するおそれがあります

自治体の指示に従って廃棄する

スプレー缶を捨てるときは、屋外の風通しのよい場所で、スプレーボタンを押すなどして、中身を出し切ってください。スプレー缶に中身が残っている状態で穴を開けると、漏れ出た可燃性ガスに引火するおそれがあります。なお、廃棄方法については、自治体の指示に従ってください

問合せ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課
03-5388-3082