電気ケトルによるやけどに注意!
電気ケトルは、湯を素早く沸かせる便利な器具ですが、一方で、沸かした湯等に触れてやけどをする事故も発生しています。このため、やけどに関する商品テストを実施しました。
商品テスト結果(抜粋)
[対象品]電気ケトル9商品※
※3つのやけど対策機能(転倒流水防止構造、本体二重構造、蒸気レス)を有する商品を2つ、有しない商品を7つ選択
転倒流水試験(最大水位線まで水を入れて沸騰後、転倒させ「10秒間に流出する湯の量」を測定)
転倒流水防止構造を有しない多くの商品で、容量の5割を超える湯が流出。
一方、転倒流水防止構造を有する商品の湯の流出は、2%以下。
温度試験(最大水位線まで水を入れて沸騰させた時の「本体表面の5箇所※」と「蒸気吹出口」の温度を測定)
※5箇所とは、本体側面・水量窓・上蓋・取っ手内側・注ぎ口。ただし、電気ケトルの形状により、測定箇所等は異なる。
本体二重構造を有しない商品では、本体側面等で80℃を超える温度を記録。
一方、本体二重構造を有する商品では、60℃未満。
蒸気レスを有しない商品では、蒸気吹出口の直上で90℃を超える温度を記録。
一方、蒸気レスを有する商品では、30℃未満。
消費者へのアドバイス
- 本体を転倒させない。
- 取っ手以外に触れない。
- 注ぎ口や蓋の蒸気穴に手や顔を近づけない。
- 床の上や台の端など、転倒、落下の恐れがある場所で使用しない。
- 次のやけど対策機能を有する電気ケトルの使用を検討しましょう。
転倒流水防止構造 本体二重構造 蒸気レス など
詳細は「東京くらしWEB」 電気ケトルによるやけどに注意! ~小さいお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です~
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/electric-kettle.html
- 問い合わせ
- 東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課 03-5388-3055