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東京都消費生活総合センターでは、消費者被害防止事業として出前講座・出前寄席を実施しています。
出前講座では、若者を狙った悪質商法の被害を防ぐために、学校に講師(東京都消費者啓発員)を派遣して啓発しています。講師は現役の相談員が多く、相談事例を基にした解説を行っています。
また、出前寄席は、大学の落語研究会や社会人の消費者啓発ボランティアグループと連携して実施しています。落語・漫才・コントで、悪質商法の手口や対処方法などを分かりやすくお伝えします。
都内小中学校で実施した出前授業の内容について、紹介します。
スマートフォンやタブレットが身近なものとなる中、インターネットやSNSの安全な利用について学ぶ機会が重要となっています。
江東区立東陽小学校では、5学年の児童約120名を対象に、オンラインゲームやSNSを利用する際の注意点やトラブル防止について学ぶ講座を実施しました。
講師からは、以下の3点についてお話をしました。
初めに、オンラインゲームを題材に子供だけで買い物をしてはいけないことや、年齢を偽ることの問題点について、セリフやイラストを交えて伝えました。児童たちは面白そうに笑ったり、驚いたりするなど、さまざまな反応を見せながら、熱心に耳を傾けていました。
ネット上でのエチケットについては、メッセージのやりとりを例にお話ししました。自分の気持ちを誤解なく伝えるための言葉選びや、相手の立場に立って考えることの大切さを伝えました。
SNSの安全な利用については、実際の事例を紹介しながら、個人情報の投稿や見知らぬ相手との交流の危険性について説明しました。ほんの少しの情報でも、個人が特定され、トラブルに巻き込まれる可能性があることを伝えると、児童たちは真剣に聞き入っていました。
最後に、次の注意点を確認しました。
以上の注意点をみんなで大きな声を出して確認し、困ったときの相談先の一つとして消費生活センターを紹介して講座を締めくくりました。
全学年約250名を対象に、「セーフティ教室」の一環として、落語とコントを通じて具体的な事例と笑いを交えながら、インターネットや消費者トラブルを防ぐための対処法を学ぶ取組を実施しました。
中学生のまもる君は、好きなクラスメイトへの誕生日プレゼントを通販サイトで購入しようとします。しかし、極端な割引をうたう偽サイトに代金を振り込んでしまい、届いたのは写真と異なる偽物の商品でした。返品しようとしても事業者とは連絡が取れず、さらに身に覚えのない登録料を請求する架空請求メールまで届きます。
スマホ利用に潜む通販トラブルや偽サイトの特徴について紹介しました。
ゲームは無料でも課金が進むと高額請求につながること、親名義のカードを無断利用してはいけないこと、未成年者取消権の理解と家庭でのルールづくりが重要なことを説明しました。
さらに、フリーWi-Fiの危険性やSNS投稿の誤解・炎上、書き込みが消えず拡散するリスクを示し、感情的な投稿を避け、ひと呼吸置くことの大切さを伝えました。加えて、怪しいサイトや不審なURLを開くことで表示されるワンクリック請求の仕組みや適切な対処法について紹介しました。
本校では、出前寄席授業は初めての取り組みでした。芸人さんたちの話す技術が素晴らしく、生徒たちも楽しみながら身の回りの安全についてしっかりと学ぶことができました。今後のセーフティ教室でも定番として取り入れていきたいと思います。ありがとうございました。