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消費者教育出前講座の中で、生徒が主体的に取り組める例を紹介します。アクティブラーニングの視点に立ったロールプレイングを活用した実践例です。
出前講座では消費生活センターの相談員が講師となり講義を行いますが、加えて、生徒が消費者トラブルを自分事として感じられるよう、生徒自身が役になりきって行うロールプレイングの実施を提案しています。
講座後のアンケートでは「このようなロールプレイやグループワークはやったことがなかったので、楽しみながら理解することができた。」「ロールプレイ、グループワークをして課金の怖さや消費生活センターについて知ることができた。」など肯定的な感想が多いです。ロールプレイ、グループワークは印象に残った内容として上位に回答されます。
友達同士が協力し合い体験し、意見交換を行う参加型の活動を取り入れることにより学習指導要領でいう「主体的・対話的で深い学び」につながるのではないか、と考えます。
都立八王子西特別支援学校では、昨年度、高等部3年生で、卒業後に役立つ実践的な消費者教育を体験学習する取組がありました。
まず、当センター作成の特別支援学校向け消費者教育Web教材を活用して、「契約」について学習しました。
その後、63名の生徒は、2グループに分かれ、インターネット通販についてのグループワークと消費者相談体験、キャッシュレス決済、断り方のシミュレーションなどをスタンプラリー形式で体験しました。
スタンプラリー各ブースでの体験学習の様子
インターネット通販については、学習用の疑似サイト(紙)を用意し、サイト内の問題点や注意すべき点を探しました。ネット上の情報をうのみにしない習慣を身につける必要があることを学びました。
また、断り方のシミュレーションでは、以下の3つのケースを設定し、勧誘役の先生からの問いかけや誘いに対して、生徒がしっかり断るという実践的な取組を行いました。
生徒からは、「サイトのあやしいところを見つけるのは、間違い探しのようで楽しかった」、「ネットの買い物は、詐欺が多いことを初めて知った」、「相談することに対してのハードルが下がった」などの感想が寄せられました。また、先生方からは「座学よりスタンプラリー形式でよかった」、「楽しんで、学習していた」、「一つ一つのブースが、体験形式でよかった」などの評価をいただきました。
東京都消費生活総合センター 活動推進課 高齢者見守り・連携担当 TEL 03-6228-1331