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友人とアジアに行くため、海外のオンライン旅行予約サイト(OTA※)で航空券と宿泊の予約をし、合計18万円をクレジットカードで決済した。翌日、事情が変わったためキャンセルしたところ、「キャンセル料18万円」と画面に表示され、全額返金されないことに驚いた。すぐに解約を申し出たのに不満。(30歳代:女性)
※OTA(オンライン・トラベル・エージェント)…インターネットのみで取引を行う旅行会社
宿泊などの旅行の予約をするときに、OTAを利用する人が増えています。消費生活センターには、事例のように申込み直後からキャンセル料が発生することに気付かず、トラブルになったという相談が多く寄せられています。
特に、国内に事業拠点のない海外OTAは、日本語での対応が困難だったり、日本の旅行業法の対象外となるため交渉が難しい場合があります。利用する場合は、契約条件をしっかり確認しましょう。
予約後は、OTAから届く「予約完了メール」の内容に誤りがないか、すぐ確認しましょう。誤りがある場合は、すぐにOTAに申し出てください。また、万が一のトラブルに備えて、予約完了メールや事業者とやりとりしたメールなどは、旅行が終わるまで保管しておきましょう。