教材紹介

【はじめに】本教材の目的と改訂について

 平成27年度作成「カートくんの買い物★なびげ~しょん-『消費者の権利と責任』の社会-」は、「日常の買い物を通じて、商品選択から消費者の権利と責任までを考える」ための教材です。

目的

  1. 販売方法や支払方法が多様化する中、それぞれの特徴を理解し、適切に情報を収集できるようにする。
  2. 目的に合った商品を買うために情報を集め、比較検討できるようにする。
  3. 消費者の権利と責任を理解し、行動することの大切さに気付く。

 本教材は、令和2年度に多様な支払方法や洗濯絵表示の改定を反映した改訂を行いました。令和7年度は、ステージ1を中学生に身近な「飲み物」の購入とし、食生活から消費生活を考えられる設定に改訂を行いました。

改訂したステージ1の特長

  1. 「飲み物」を購入する疑似体験で、ラベルを見て成分表示などを確認し、販売方法を比較し、商品を購入することができる。
  2. 買い物の疑似体験の中で、売買契約、契約の概念を学ぶことができる。
  3. 消費者の意見が、法律の改正や企業の商品開発に反映された例を知ることができる。
  4. 食品ロス問題から、消費者の行動が、環境や社会に与える影響を考えることができる。

教材の使い方

構成

 本教材には3つのステージがあり、それぞれ買い物疑似体験を通して、商品を選択する力を養う「買い物をしよう!」(前半)と消費者の権利と責任の考え方を身に付ける「考えよう!」(後半)に分かれています。各ステージでは学校生活や日常生活で必要な物品を購入し、どのステージからでも消費者の権利と責任へつなげて考えることができます。

 ナビゲーターの「カートくん」に案内されながら、商品選択から消費者としての権利と責任まで、幅広く学んでいきます。

特徴

 本教材は授業で活用されることを想定して作成しています。消費者教育Web教材、ワークシート、指導者用パワーポイント資料の3種類を授業に応じてご活用ください。

ステージ 消費者教育Web教材 学習内容 先生の解説のために
(ダウンロード)
ステージ1 前半

「どの飲み物を買う?」


(全 約9分)

お楽しみ会用の飲み物を準備します。ラベルを見て表示を確認し、目的に合った商品を選択して買いに行きましょう。お店を特徴や支払い方法を知り、自分に合った買い物をしましょう。

商品選択、販売方法(店舗販売・無店舗販売)、支払い方法、(売買)契約について学びます。二者間契約と三者間契約(クレジットカードの仕組み)も学習できます。

ステージ1 後半

「買い物の意味」


(全 約7分)

これまでの買い物で気になったことから、買い物(消費行動)と社会のつながりを考えます。

「考えよう」
「環境に配慮する責任」
「意見が反映される権利」

批判的思考を理解し、消費者の意見が、法律改正や企業の商品開発に反映された例、食品ロスからエシカル消費などを学びます。

ステージ2 前半

「どのTシャツを買う?」


(全 約10分)

「移動教室」や「ボランティアのユニフォーム」など、くじ引きで設定された目的に応じて、商品を選択します。3000円の予算で、セール品、快適サラサラタイプ、ベーシックタイプ、エシカルの4種の製品の中から、洗濯表示や友達の評判などを参考に、目的にぴったりのTシャツを選びましょう!

商品の価格の他にも、洗濯表示や素材、友達の評判など多くの情報を踏まえつつ、目的に最も適した商品を選択する思考力を養います。

ステージ2 後半

「Tシャツに隠された事実」


(全 約10分)

「買い物は投票行動」
「Tシャツに隠された事実(1)児童労働」
「Tシャツに隠された事実(2)環境問題」
「買い物のチカラ」〜エシカル消費
「考えよう! 私たちにできること」

商品の背後に広がる世界への理解を深めます。難しいエシカルの概念も、動画で視聴することで、理解を助けます。個々の消費者が、世界とつながっていることを体感しながら学んでいくことができます。

ステージ3 前半

「どのドライヤーを買う?」


(全 約8分)

同じ金額ですが、性能の違う3種類のドライヤー。売り文句だけでなく、機能や保証書など、比較検討しながら商品を選択します。ドライヤーの出す音も聞こえるかも!?

宣伝文句だけでなく、性能や安全性、取扱いのしやすさなど、多くの観点から商品を選択していくことの大切さを学びます。

ステージ3 後半

「故障?誤使用?どうしよう!!」


(全 約14分)

「どうして事故が起こるのか考えてみよう」〜誤使用の危険性
「企業の責任を考える」〜PL法
「君の力で社会を動かす」
「消費生活センターに相談してみよう」

ステージ3後半では、製品事故について、動画を視聴しながら誤使用の危険性を実感させ、取扱説明書や警告表示の大切さを学びます。また、欠陥があった場合のPL法や企業の責任、消費生活センターの役割などについて学び、一人ひとりの消費者にも、社会を変える影響力があることを学びます。

まとめ

「消費者の権利と責任」


(全 約24分)

「安全を求める権利」等8つの権利と、「批判的意識を持つ責任」等5つの責任のイラスト部分について、それぞれ学習してきたステージの対応する部分にリンクが貼られています。「消費者の権利と責任」に絞った学習を行いたいときには、それぞれの権利、責任をクリックすることで、Web教材の該当ページに飛ぶことが可能です。

各ステージで学んできた「消費者の8つの権利と5つの責任」が、ひとつの町の中にちりばめられています。みんな、カートくんのナビゲートしてもらった内容を、覚えているかな?

解説書(PDF)

1 中学校における消費者教育
  1. 消費者教育の推進に関する法律と中学校における消費者教育
  2. 東京都の公立学校における消費者教育の取り組み

(PDF 1.20MB)
東京都の取り組みの概要を解説しています。
2 教材紹介
  1. 消費者教育Web教材の使い方
  2. 消費者教育Web教材及び指導者用資料(パワーポイント)解説のポイント
  3. 飲み物(販売方法)、Tシャツ、ドライヤー商品の比較画面一覧表

(PDF 3.46MB)
授業での活用の仕方を図解で解説しています。
3 指導者のための押さえておきたい知識
  1. 消費者市民社会と本教材の目標
  2. 消費者を巡る状況と消費者関連法の歴史
  3. 持続可能な社会とエシカル消費
  4. 製品の安全性に関する基準

(PDF 1.37MB)
本教材の用語や法律などをわかりやすく解説しています。
4 授業展開例及びワークシート
  1. 中学校における消費者教育の指導計画例
  2. 消費者教育Web教材を活用した授業展開例及びワークシート

(PDF 1.39MB)
中学校での指導計画例と本Web版教材の活用例を紹介しています。
全ページ一括ダウンロード (PDF 5.15MB)

教材をダウンロードする際の留意点

 本教材は、消費者教育を目的とした使用に限ります。営利を目的とした使用は一切禁止します。
 指導者用資料(パワーポイント)の利用については、現在提供している画面の改変はしないでください。
 ただし、授業で本教材を利用される場合など、授業の進行や内容に応じて画面ごとに削除したり、追加することは可能です。
 なお、画面の改編や追加をして使用した場合、その結果に関して東京都はいかなる責任も負いかねますので、個人の責任においてご使用ください。

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