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更新日:2012年9月26日

大学生の皆さん! おいしい「儲け話」にご注意を!!
~大学構内で、マルチまがいの勧誘が広がっています!~

消費者被害情報

 「経済に強くなるセミナー」や「『アービトラージ』と称した『儲け話』の講座」に大学生を勧誘し、高額な受講料や掛け金を支払わせるために学生ローンなどで借入れをさせて、返済に困ると同講座に友人達を勧誘させるという被害の相談が増えています。こうした被害は、社会経験の未熟な学生が勧誘の対象になっていることや、大学生の就職難などが背景にあると思われるため、今後も増える可能性があります。ご注意ください。

※ アービトラージとは、投資の一つで、金利差や価格差を利用し、売買して利ざやを稼ぐ取引です。

相談事例

事例1

 同じ大学の入学時からの友人に「いい話があるから伝えたい」と声をかけられた。友人は、SNSで知り合った人達とオフ会を作り、そこで人脈を広げ、皆を誘っている。出向くと「海外のスポーツの賭け事をすれば儲かるというアービトラージ講習」の説明だった。50万円と高額だったのでお金がないと断ると、「学生ローン3社から借りればよい。海外に口座を開設すればキャッシュバックがあり、すぐに返済できる」と言われた。3回講習を受けたが、単なる説明会で儲かる内容の話ではなかった。後で人を紹介すれば、リベートが入るマルチらしいと知った。(大学生 男性)

事例2

 同じ大学に通う友人Aから「儲かるいい話があるので説明を聞きに行かないか」と、声をかけられたので、友人Bと一緒に説明会に行った。「海外のスポーツの賭け事に参加をして儲ける。資金は海外へ預ける」と言う。すでに友人Bは、「学生ローンで金を借りるように」と言われ、アービトラージ講習の契約を結んでいた。友人Aは洗脳されていて、大学構内や、SNSを通じて知り合った多くの人に勧誘をしている。人を勧誘するとリベートが入るシステムのようだ。自分は契約するつもりはない。マルチのようなので友人をやめさせたい。 どう説得したらいいか。(大学生 男性)

消費者へのアドバイス

  • 身近な友人から勧誘されるため、気軽に参加して、断りきれずに契約し被害に遭います。人間関係にも影響しますので、友人の誘いであっても「はっきり断る勇気」を持ちましょう。
  • 決して儲かることはなく、学生ローンなどの返済ができなくなると、友人を紹介すればリベートがもらえると誘われ深みにはまります。ローン等の返済は益々困難になり、多重債務者になるおそれがあります。
  • 勧誘された時は被害者ですが、人を紹介することで加害者になり、損害賠償を求められることがあります。

 おかしいなと思ったら、すぐに最寄りの消費生活センターにご相談ください。

その他の注意喚起情報はこちら

お問い合わせ先

東京都消費生活総合センター(相談専用電話)
電話 03-3235-1155