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更新日:2012年7月25日

CO2の排出権取引に係る投資にご注意を!!
~ 初心者の方は、手を出さないでください! ~

消費者被害情報

 家庭でもCO2の排出を抑制していこうという動きがある中で、CO2の排出権取引に係る投資トラブルに遭う消費者が増えています。
 CO2の排出権取引は、専門的知識が必要なハイリスク・ハイリターンの取引で、初心者などが行うと思わぬ大きな損失を被ってしまう恐れがあります。特に高齢者の方は、老後の貴重な生活資金さえも失うこともありますので、十分な注意が必要です。

相談事例

 営業マンが来訪し、「環境のためになる」「元本保証で儲かる」とCO2排出権取引を勧められ、少しでもお金が増えればと思い、申し込みをした。その後、営業マンから頻繁に電話があり、損失が出たので『追証』(価格の下落等により損失が生じた場合に払わなければいけない追加証拠金)が必要と、言われるままに追加証拠金を支払った。お金がなくなると、生命保険を担保に借金を勧められ、営業マンが同行して貸し付けを受け、そのまま営業マンに預けたこともある。先行きが不安なため、この取引をやめたい。(70歳代 女性)

消費者へのアドバイス

  • CO2の排出権取引の中には、「証拠金」という担保金を預け、預けた額の1,000倍以上の大きな取引をする仕組みのものがあります。損失が出た場合には追加の証拠金を求められたり、予想もしない大きなリスクが発生するので、取引をする場合は相当な覚悟が必要です。
  • この取引は、国内の市場ではなく、欧州等の市場で取引されているものです。海外の特殊な取引なので価格の動向などの情報も取りづらく、さらに為替相場のリスクもあるため、投資取引の初心者や高齢者が扱うには大変危険な商品です。
  • プロの投資家でも大火傷をする危険性が高い取引ですので、投資経験が少ない方はもちろん、高齢者は絶対に手を出さないでください。

 おかしいなと思ったら、すぐに最寄りの消費生活センターにご相談ください。

その他の注意喚起情報はこちら

お問い合わせ先

東京都消費生活総合センター(相談専用電話)
電話 03-3235-1155