トップページ > 相談窓口 > ご注意ください(消費者被害情報ほか) > 平成23(2011)年度以前 > 俳句や絵画等の掲載・出展などの契約は慎重に!!
更新日:2011年9月5日
消費者の自宅に電話があり、「あなたの作品はすばらしい」などと褒め上げ、「趣味で作成した俳句・短歌などを新聞や文芸書に掲載しないか」、「絵画や陶芸作品などを展覧会へ出展しないか」と契約を迫られるという相談が増えています。
秋口には、特にこうしたトラブルが増えるので、ご注意ください!
●年度別相談件数(平成20年度~23年度)
●年齢別相談内訳件数(平成22年度分)
東京都消費生活総合センター(相談専用電話)
電話 03-3235-1155
新聞に俳句を掲載しないかと電話があり、その後訪問を受けて「すばらしい俳句だから、ぜひ」と言われた。高額で支払えないと断ったところ4回分割払いで構わないと言われ契約してしまった。この事業者とは5カ月前にも1度契約をし、代金も支払っている。その後、他業者からも同様の勧誘が次々と来ている。(80歳代 女性)
一人暮らしの70歳代の母が電話で勧誘され、自作の短歌を9万円で雑誌に掲載してもらった。その後、その短歌を漆器に書いたものを作り、パリで開催される日本文化祭に展示するよう勧められ、3万円を支払った。最近また電話で、パリまでに行けない人の代わりに出向いて、写真撮影をする30万円のサービスがあると勧められ、契約をしようとしたが、近所に住んでいる妹が気付いて止めた。(50歳代 女性)
以前は美術団体に所属していたが、数年前から絵画は描いていない。6カ月の間に月3、4回展覧会出展の電話勧誘を受け、「すごくいい絵ですね、皆さんほめていました。」「あなたの絵はすごくいい絵だから展覧会に出展してほしい。」「価値のある絵なので出してもらいたい。」と繰り返し言われた。断わり続けたが、勧誘がしつこく、根負けして契約書に署名押印してしまった。(70歳代 女性)
数年前から絵画クラブに入っている。以前、タイの王室に自分の絵画を送れると勧誘を受け、30万円を支払ったことがある。それ以来、いろいろな事業者から絵を展覧会に出品しないか、画集に載せないかなどの勧誘がある。断っているが、しつこくパンフレットが届く。(80歳代 女性)
以前、美術雑誌に絵を掲載したことがあり、その後掲載の勧誘が頻繁にあったがすべて断っていた。今回、ネット上に絵を掲載すると電話で勧誘されたが、無料との説明だったので、口頭にて了解をした。後日、請求書が届き、広告掲載料12万円と記載があった。電話での勧誘時には、費用のことは聞いていない。(50歳代 男性)
事業者から突然の訪問を受け、自伝を出版しないかと言われた。突然だったので、パンフレットを受け取り、説明を受けてしまった。その後、電話での勧誘が続き、何度も断ったが、再来訪すると迫られたので、「来たら、警察に連絡をする。」と断った。次に事業者が訪問してきた場合、どう対応すればよいか。(80歳代 男性)