トップページ > 相談窓口 > ご注意ください(消費者被害情報ほか) > 高額報酬アルバイトと偽る詐欺被害について。
更新日:2007年12月20日
パソコンや携帯電話のサイトで見つけた「高額報酬のアルバイト」の事業者に、消費者金融会社数社から数十万円ずつお金を借りてくる“仕事"を指示され、借りたお金を事業者に渡したが、返済すると約束していた事業者と連絡が取れなくなり、消費者金融会社から自分に請求が届いたという被害が最近頻発しています。社会経験の少ない若者が騙されています。
「お金を借りるアルバイト」に関する相談件数
(東京都消費生活総合センター受付分)
年齢 | 人数 |
---|---|
20歳 | 3人 |
21歳 | 7人 |
22歳 | 5人 |
23歳 | 2人 |
24歳 | 1人 |
28歳 | 1人 |
29歳 | 1人 |
計 | 20人 |
「サラ金からお金を借りるアルバイト」によく似た相談に、「携帯電話機を購入してくるアルバイト」があります。購入した携帯電話機複数台を相手に渡した後に、電話機の高額な割賦払い代金を自分が電話会社から請求されたという被害もあります。
問い合わせ先 東京都消費生活総合センター
電話 03-3235-1155
【別紙】
インターネットを見て日給3万円になる仕事を知った。「消費者金融から金を借り、その額に応じて報酬を払う。会社が返済するから、あなたの債務ではない。」と言われたので、サラ金で借金をして現金50万円とローンカードを渡し、暗証番号を教えた。報酬3万円を受領。数ヶ月は返済がされていたが、その後返済が滞り、サラ金から自分宛に連絡が来た。いつの間にか借金総額が100万円以上となっていた。お金を渡した人には借用証書をもらっていたが、現在、連絡が取れない。
携帯電話のサイトで探したアルバイト。着メロの作成の仕事で1日1万円になるという内容だった。面接に出向くと、実は資産運用している会社で、アルバイト全員に借金をしてもらっていると言う。担当者と消費者金融会社数社を回り、借金をさせられた。借りた60万円を渡し、5%の3万円を報酬として受け取った。個人名の借用書をもらい、その人が消費者金融会社に返済をするとの約束も記載してもらったが、やはり不審だ。
ソーシャルネットワークサービスでアルバイトを見つけた友人から勧められ、待ち合わせ場所で事業者に会った。「風俗店への出資者を探す仕事だが、若いアルバイトが対応するのは主婦や学生などお金がない人達で、通常借金して出資のお金を作る。出資話を信用してもらうために自らもサラ金からお金を借りて出資するように。」と事業者に言われた。サラ金業者3社から借りた130万円を全部渡し、その額の5%をアルバイト報酬として受領した。友人もサラ金から借りて出資しているが、そのほかに、知り合いを勧誘するとその人の出資額の2%を報酬としてもらえるらしい。担当者の個人名での借用書をもらっているが、社長とは連絡が取れなくなっており不安。
借金額 | 人数 | 借金額 | 人数 |
---|---|---|---|
20万円 | 1人 | 100万円 | 4人 |
40万円 | 2人 | 110万円 | 1人 |
50万円 | 1人 | 120万円 | 1人 |
60万円 | 2人 | 130万円 | 1人 |
70万円 | 1人 | 140万円 | 1人 |
80万円 | 2人 | 150万円 | 2人 |
90万円 | 1人 | 計 | 20人 |
職業 | 人数 |
---|---|
学生 | 9人 |
給与生活者(フリーターを含む) | 11人 |
携帯電話機を購入して、その電話機を買取ってもらうことで報酬になるアルバイトをソーシャルネットワークサービス(SNS)経由のメールで勧誘されたので、相手に連絡を取って会った。「携帯電話機本体の売買を行う市場は大変広がってきており、需要があるので、報酬が出せる。電話サービスはすぐに解約してしまうので、法律に触れるようなことは一切ない。」と言われて、仕事をすることにした。ショップをいくつか回り、合計14台を契約して、全部の電話機をアルバイト先業者に渡した。携帯電話サービスは自分で数日後に解約したが、その後、数日間の電話料金と電話機の割賦払い残額を一括請求する書面が電話会社から自分宛てに送られてきた。高額で支払えない。アルバイト先業者とは連絡が取れなくなった。
お問い合わせ先
東京都消費生活総合センター相談課
電話番号:03-3235-1219
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