ボタン電池の破裂・発火事故に注意
様々な製品で使われているボタン電池でも、火災や破裂、液漏れなどの事故が発生しています。この機会に電池を安全に使うためのポイントを確認しましょう。
事故事例
- ボタン電池を袋にまとめてタンスの引き出しに入れていたところ、ボタン電池が発火したようで、引き出しの中に焦げ跡があった。(東京都消費生活総合センターに寄せられた相談)
- 押さえると犬の鳴き声を発するクリップ型紙ばさみを使用していたところ音が小さくなったので、ボタン電池交換を行おうとしてプラスドライバーで電池をつついて取り出し、手に取ったところ破裂し、眼に異物が入り、指先にもけがをした。劣化などによって内部に水素ガスが発生し、内圧が上昇していた状態でドライバーを使って電池を取り出す際、電池の一部を損傷させたため、破裂したものと推定される。(参照情報1)
- 玩具から取りはずした使用済みのボタン電池が破裂した。玩具にボタン電池3個を直列で装填する際、新旧の電池を混用したため、古い電池が過放電状態となり、内部でガスが発生して破裂したものと推定される。(参照情報1)
事故を防ぐポイント
- 電池をむき出しのままで、まとめて保管しないようにしましょう。複数の電池や金属を袋などにごちゃ混ぜにして保管すると、プラス極とマイナス極がつながり、ショートする可能性があります。電池は使用直前まで包装を取らない、または保管ケースに入れるなどして保管しましょう。
- 電池に傷をつけたりしないでください。変形してショートし、発熱、破裂、発火するおそれがあります。電池の中の液が皮膚や衣服についたらきれいな水で洗い流してください。万一、目に入った場合は、すぐにきれいな水で洗い流して、医師の診察を受けましょう。
- 電池の取替えは全部まとめて行い、新しい電池と古い電池は混ぜないようにしましょう。
参照情報
- 《PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2019年度 Vol.331 4月23日号 「ボタン電池の破裂・発火事故」》
独立行政法人製品評価技術基盤機構
- 《危害・危険情報 電池で発火?!電池での事故に注意!》 東京くらしWEB(平成27年4月28日)
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東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当
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